占い師やカウンセラー特有の税金・税理士・確定申告・税務調査・節税問題などについて公認会計士・税理士小松由和がわかりやすく解説いたします。

電話やメールでの鑑定

相談者の中には、1対1で向き合うと、緊張してうまく話ができないという人もいます。仕事が忙しくて、相談したいのに外出する時間が作れないという人もいるでしょう。そのような人たちには、電話鑑定が好まれます。インターネットの普及により、最近はメールやチャットで鑑定をする占い師も増えました。インターネット上のスカイプ(Skype)などの機能を活用すれば、海外に住んでいる人とも通話料無料で話ができますし、テレビ電話のようにお互いの顔を見ながら話すこともできます。電話やインターネットを使って鑑定を行う場合、集客の入り口としてホームページを作る方が多いでしょう。けれども、ホームページを公開すれば、それだけで相談者が集まってくるというわけではありません。

 

「電話占い」や「メール鑑定」などのキーワードで検索すると、何万件ものページがヒットします。その中から自分のページが選ばれるためには、検索結果の上位に表示されるためのテクニックを学ぶことも必要です。占い師を検索できるサイトなどに登録すれば、アクセス数はアップするかもしれませんが、「アクセス数アップ」=「相談者が増える」とは限りません。アクセスした人たちが、「この人に鑑定してもらいたい!」という気持ちになるようなページにしなければならないのです。まずは、プロフィールや顔写真が判断基準となるでしょう。さらにそこから鑑定依頼に繋げるためには、限られたページの中で、人柄や実力をアピールしなければなりません。「今週の占い」を無料で公開したり、独自の占いコンテンツを掲載するなど、皆さんいろいろと考えているようです。インターネットを通して鑑定依頼をすることに、不安を感じる相談者もいます。そんな人たちに安心してもらうためには、特定商取引法や個人情報保護法などについての知識も必要となるでしょう。

 

電話やインターネットを使う場合は、その場で鑑定料を受け取ることができません。多くの占い師は、前払いの形をとり、入金を確認してから鑑定するようです。けれども、中には1日に何度も電話やメールをしてくる相談者もいます。「さっき聞き忘れたのですが……」などと言われ、つい話を聞いてしまうと、結局、料金をもらわずに新たな鑑定をすることになってしまう場合もあるようです。あまり親しくなりすぎると、予約の電話でいつのまにか鑑定することになるなど、どこから料金が発生するかの「線引き」が難しくなるでしょう。直接お金を受け取れないことから、口座名に関する問題も出てきます。占い師は仕事用の名前を使っていることが多いので、本名だけの銀行口座では何かと不便です。名前の前に屋号を付けたり、社名で仕事用の口座を開設したほうが、本名を明かさずに済みますし、相談者も混乱しないでしょう。