占い師やカウンセラー特有の税金・税理士・確定申告・税務調査・節税問題などについて公認会計士・税理士小松由和がわかりやすく解説いたします。

交際費

占い師になるためには、公的な資格が必要というわけではありません。自分で占い師だと名乗れば、その日から占い師ということになります。独学で占いを習得した場合は、組織などに属さずにフリーの占い師として活動している方もいるでしょう。誰かの下で学んだ場合は、師となる人が所属している「○○協会」「○○会」などの団体に身を置きながら、個々に活動するという道もあります。各会では、定期的に研究発表会などを行っているようなので、他の占い師の研究成果を聞く機会が得られ、スキルアップへのよい刺激となるでしょう。その会に有名な占い師が所属していれば、会を通じて「他の占い師を紹介してほしい」という依頼が来ることもあります。カルチャーセンターで講師をしたい方やテレビ出演をしたい方などは、どこかの会に所属していたほうが、チャンスが多いかもしれません。

 

ただし、組織に属していると縦横のつながりが出てくるので、何かと付き合いも多くなります。所属する会が主催する研究会やイベントに参加するだけでなく、自分が学んだ占い師や先輩占い師がイベントを行うような場合には、足を運んだり、お花を贈るといった気配りも必要になるでしょう。占い師には年齢制限がないので、ご年配の方もたくさんいます。冠婚葬祭などの際も、きちんとした対応をしなければなりません。組織の中での仕事分担もでてくるので、鑑定以外の仕事が増えてしまうこともあるようです。会社員には向いていないから占い師になったという方は、また会社員のような仕事をすることになってウンザリしてしまうかもしれません。一度は会に属したものの、自分にとってはメリットよりデメリットの方が多いと考え、「一匹狼」として頑張る道を選ぶ占い師もいるようです。

 

占い師の中には、企業コンサルタントとして活躍している方もいます。経営者から人事や事務所移転に関する相談を受けたときに、自分のアドバイスによってよい結果を出すことができれば、VIPとの交際も増えていくでしょう。芸能人や政治家からも、鑑定依頼がくるようになるかもしれません。そのような人たちと縁ができれば、講演やコンサートに足を運ぶなど、お付き合いにも何かと出費がかかるようになります。パワースポットとして紹介した神社・仏閣と親交が深まれば、お賽銭を「ほんの気持ちだけ」入れて帰るというわけにはいかなくなるかもしれません。祭礼の際には、それなりの額を寄付することもあるでしょう。フリーで活動している占い師であっても、仕事がらみで様々な人とのお付き合いがでてくるもので、占い師としてステップアップしていくほど、交際に関わる出費も増えていくようです。